2003年9月

須玖岡本遺跡(奴国の丘歴史公園)・奴国の丘歴史資料館

中国の史書「後漢書、魏志倭人伝」などに登場する倭の奴国、後漢書東夷伝では西暦57年に魏に使者を送り、後漢の光武帝から金印を賜ったといわれています。
この奴国の中心があったといわれているのが福岡県春日市岡本周辺で、この岡本周辺は弥生時代の遺跡が密集しており、弥生銀座と呼ばれています。この代表的な遺跡の1つである須玖岡本遺跡、この遺跡周辺一帯は現在奴国の丘歴史公園として整備されています。
この公園内の遺跡の丘にはツインドーム型展示館があり、発掘当時の状態で遺跡の見学ができます。また、公園敷地内には奴国の丘歴史資料館があり、春日市内の遺跡から発掘された出土品が展示されています。
場所は南福岡駅から徒歩20分ほどのところにあります。
須玖岡本遺跡

この遺跡は、奴国の中心であったと考えられており、国王の墓といわれている甕棺墓(かめかんぼ)や王族の墓とみられる甕棺墓群が発見されています。


ツインドーム(写し方が悪く後ろのドームはほとんど見えません)、手前A棟、後ろがB棟

履屋A棟
墓地の北端部に位置する甕棺墓群の一部と祭祀遺構が見学できます。

 

履屋B棟
墓地の西端部に位置する甕棺墓、土壙墓、木棺墓、竪穴遺構が見学できます。

 

※どちらも館内にあるボタンを押すと遺跡の説明のテープが流れます。ただ、私が行ったときは故障か。押し方がまずかったのかB棟のテープは流れませんでした。
王墓上石


甕棺墓(王墓)の上石です

住居跡


履屋B棟近くにあります

奴国の丘歴史資料館

 

1Fが展示室になっており、2Fは実習室や収蔵庫になっているようです。
1Fの展示室は考古学展示室、特別展示室、民族資料展示室からなり、考古学展示室は奴国をテーマとした常設の展示室となっております。民族資料展示室は昭和初期から昭和30年頃までの春日市の農家の生活をテーマに農具・民具を展示しています。
特別展示室は特別企画などを催す展示室となっております。
場所 福岡県春日市岡本3−57
時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日 第3火曜日、12月28日〜1月4日
入館料 無料


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